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第5章 果ての見えない水掛け論
 
 

調査を開始し、疑問が大きくなって行く中で、妻との間での会話に、非常に気を使うようにな
  っていきました。

疑問が疑問を呼び、納得が出来ないことや、これはおかしいぞと思う事、知ってしまったアム
ウェイに関する事実を妻と話し合いたい。僕ら夫婦にとってのアムウェイを作り上げて行きた
いというのが、その頃の私にとっての希望でした。妻は、私よりも熱心にミーティング等に出
席し、また私も誘われましたし、何度か出席しました。何かの機会があれば話し合いを行う
と、私の発言は、「マイナス発言」という事で利く耳持たなくなって行きました。

マイナス発言、それは何だと言いますと、知ってしまった事実です。例えば「今年の国会で審
議になったって新聞にあった」等といった事実です。アムウェイというシステムの細かい話
は、その頃、妻は知りませんでした。理由は、アムウェイ内部で夫婦で活動を行っている方々
の場合に、役割分担として、夫はシステムやボーナスプランの説明を、奥さんは商品の説明を
行うというのが一般的方法として行われていたためです。そのため妻は、詳しい内容を全く知
らないという状況が生まれたのです。

しかし、アムウェイは素晴らしいという事だけは、しっかりと刷り込まれていきます。

私とアムウェイについて喧嘩しているとアップと相談すると実に無責任にアップの方々は
「大丈夫、旦那さんもあなたが熱心にやっているのを見るうちに変わってくるよ」「もっとミ
ーティング等にでれば答えが見つかるよ」等のお答えをしてくれる訳ですから、妻はさらに熱
心に活動を始め、私との時間的な距離ができます。

妻が熱心になればなる程、私には、納得できるどころか、アムウェイに対する不信感が大きく
なっていきます。妻は、それで私が納得するものと信じているのですから、互いの気持ちのす
れ違いは大きくなり、会話をすればアムウェイの事で、毎回同じように、私は

「どうしてアムウェイってすばらしいのか?どうしても納得出来ない。」

妻は

「どうして私がやっているアムウェイが解らないの?」

これの繰り返しです。只単なる言い争いです。最初は、冷静に話をしていても同じ所に行きま
す、全く進展しない水掛論です。このような言い争いを何回か行う内に、互いにアムウェイの
話はタブーみたいになり、妻がアムウェイの製品を使っているだけでも何か嫌になってしまい
ました。アムウェイの事になると妙に気を使い、避けるようになってしまったのです。

ある日に、アムウェイに関する話になった時に、私が何度か友人にアムウェイを話した時のこ
とを持ち出してきました。妻が言うには、「本当の友達なら、真剣にやろうとしていることを
手伝ってくれるものよ。あなたの友達は、あなたが言ってもアムウェイの事を聞かなかったの
でしょ。それは、本当の友達じゃなくて、うわべだけの付き合いをしてるだけじゃないの。」
と、一体、何の関係があるのか?アムウェイは、自由であり、やるやらないも、個人の自由な
ら、どちらでも良いのでは。確かに勧誘するつもりで話したこともありました。私としては、
内容を簡単に説明しただけで、どうしても勧誘したかった訳でもなかったのです。だからこの
妻の発言には、驚き、寂しくもありました。

実に精神衛生上には悪影響この上なしです。一番落ち着いていたい家庭の中が、今や一番スト
レスのかかる環境なのです。これではいけないと思いながらも、一番行きたくない場所が家庭
だという状況が出来ました。本業にも支障を来し始めました、ついつい時間が出来ると妻の
事、アムウェイのことを考えいらいらする毎日。ストレスの為、私自身の体重が2ヶ月程の間に
約6Kgも落ち、体調も崩していくのですね。これは実に辛かったです。妻にしても辛い毎日
だったと思います。自分では、アムウェイは最高と信じているのですが、そのために旦那と喧
嘩が続くのですから。このような環境にだんだんと互いに耐えられなくなっていったのではと
思います。

しかし、旦那との関係が悪化してまで、やりたいと感じさせるアムウェイの魅力とはいったい
何なのか、私には、理解し難く、ますます納得出来ず、アムウェイのシステムについて根本的
な事がおかしいのではと思うようになりました。